ルアンパバーンの光

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ベトナムのハノイからプロペラ機で1時間あまり。着陸態勢に入った飛行機の窓からのぞくと、そこに見えたのは小さな町明かりでした。

 

ルアンパバーンはラオス北部にある人口2万人あまりの町。1995年に町全体が世界遺産に登録されています。

80以上あるという仏教寺院もこの小さな町の中に建てられているので、ぶらぶら歩きながら見て回ることができます。

それでも雨季のラオスはかなり蒸し暑くて1日歩き回ると、汗ダクダク足ガクガクになりますが(笑)。

 

町の真ん中にあるプーシーの山に登って夕陽を待ってみたものの、地平線に見える雲に太陽が隠されてしまったので、早めに山から降りて夕食をとることにしました。

メコン川の岸辺にあるレストランに入って、ラオスの国産ビール「ビアラオ」を飲んでいると、ふと空がほの明るくなったのが分かりました。

 

メコン川の向こうに見えたのは、雲の合間から空に向かって差している夕陽の光でした。

この旅行中、東南アジア独特の色や光に接してきましたが、この日の夕闇の空に見えた光は、とても特別で幸運な時間だったと感じています。

 

 

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